「ガラッ」
教室の後ろのドアを開けた。

席は、くじ引きで窓側の一番後ろの席になっていた。
そして私の前の席は、
親友の中村 奏 nakamura kanade。
奏とは、高校一年生の時に知り合った。
奏も喘息を持っていてその話で盛り上がりすぐに仲良くなって行った。
しかもかかりつけの病院も同じで主治医も私の兄らしい。