「服をお召しになったら
またお呼びください。」



そう言って一旦部屋を出る水嶋。
今ではこの光景だが
ここに来た初日の朝…



「ねぇ…いつまでそこに
立ってるつもり?」



「なにか問題でも?」



クローゼットの前で
私の服を持って立っている。



「大ありよ!
着替えられないじゃない!」


「お手伝いいたします。」


なんて表情一切変えずに
私の着替えを手伝おうとする。

もちろん、私は水嶋を追い出し
二度とふざけたことを
言わないように注意したが
こんなことが日常茶飯事だ。