お皿に乗ったピンチョスを
手で弄びながら
清美は物思いにふけっていた。
「菜々穂さ、米村教授の事どう思う?」
突然の聞き覚えのない名前に
一瞬、え?誰だっけ?
なんて思ってしまった。
思い当たる教授を手当たり次第に
頭の中で検索する。
そしてやっと検索にヒットした。
あ…
「あの人気のない教授だ…」
つい、頭の中でそう言うつもりが
口に出してしまっていた。
「ひど!!
ま…まぁごもっともだけど。」
清美はふふっと笑う。
「まさか、好きなの?」
「う…うん。」
うわ…すごい顔が赤くなってる…
なるほど…
だから清美は
あの人気のない講義を受けてるのか。
講義の間
ずっと教授を見つめている清美が
目に浮かぶ。
「米村教授って講義の時は
すごくたどたどしいんだけど
でもね、2人で話す時は
あんなじゃないんだよ。
優しいのは変わらないけど
すごく面白いの!
ただ、人前が苦手なんだって。」
彼の話をする清美はキラキラしていた。
あぁ、恋する女の子の顔だ。
私の経験したことのない表情。
頭の中は
教授のことで一杯なんだろうな。
それは私の知らない世界。
手で弄びながら
清美は物思いにふけっていた。
「菜々穂さ、米村教授の事どう思う?」
突然の聞き覚えのない名前に
一瞬、え?誰だっけ?
なんて思ってしまった。
思い当たる教授を手当たり次第に
頭の中で検索する。
そしてやっと検索にヒットした。
あ…
「あの人気のない教授だ…」
つい、頭の中でそう言うつもりが
口に出してしまっていた。
「ひど!!
ま…まぁごもっともだけど。」
清美はふふっと笑う。
「まさか、好きなの?」
「う…うん。」
うわ…すごい顔が赤くなってる…
なるほど…
だから清美は
あの人気のない講義を受けてるのか。
講義の間
ずっと教授を見つめている清美が
目に浮かぶ。
「米村教授って講義の時は
すごくたどたどしいんだけど
でもね、2人で話す時は
あんなじゃないんだよ。
優しいのは変わらないけど
すごく面白いの!
ただ、人前が苦手なんだって。」
彼の話をする清美はキラキラしていた。
あぁ、恋する女の子の顔だ。
私の経験したことのない表情。
頭の中は
教授のことで一杯なんだろうな。
それは私の知らない世界。

