水嶋の言った通りだった。
翌週、いつもの3人で訪れた
パーティー会場。
街の夜景が一望できるレストランバー。
そこには主催者と繋がりのある
様々な業界の人間が集っていた。
そして、参加者の女性陣を見れば
圧倒的に黒のドレスが多い。
中には、ドレスのブランドがカブり
明らかに同じドレスを着ている
気まずそうな子もいた。
「私てっきり
菜々穂は黒のロングドレスで来ると
思ってたなぁ。
なんか真っ黒ばっかりで
魔女の集いみたい…。」
黒なんて普段絶対着ない清美の言い方は
半分他人事だ。
「菜々穂がミニドレスなんて
珍しいわね。それに鮮やかな赤も。
どうして冒険したの?」
玲奈に聞かれ、そちらを見ると
玲奈にウェルカムドリンクを渡そうと
何人かのウェイターが集まっていた。
早速モテてるし…
「水嶋がね、黒は流行色だから
着て来る人が多いんじゃないか
って言うから真っ黒はやめたの。」
私の所へも
やっとウェイターがやってきて
グラスを受け取る。
「さすが水嶋さんね。
流行色を取り入れつつ
菜々穂を目立たせるなんて…
水嶋さんが菜々穂の執事になってから
菜々穂は本当に
センスが良くなったもの。」
玲奈…それって私のセンスを
さらっと否定してる…
でも、確かに私って
服のパターンが決まってて
冒険したりしない。
だから靴だって
このお気に入りブランド一択。
清美が私のドレスを予測したのも
私は黒が好きで
ドレスもロングが好きだから。
水嶋が来るまでは
いつも似たような服装だった。
水嶋は私が普段絶対着ない服を選ぶ。
でもそれは全て着てみるとしっくりきて気に入る。
いつの間にか私のクローゼットは
モノトーンから
カラフルな女の子らしいクローゼットに
変わっていた。
翌週、いつもの3人で訪れた
パーティー会場。
街の夜景が一望できるレストランバー。
そこには主催者と繋がりのある
様々な業界の人間が集っていた。
そして、参加者の女性陣を見れば
圧倒的に黒のドレスが多い。
中には、ドレスのブランドがカブり
明らかに同じドレスを着ている
気まずそうな子もいた。
「私てっきり
菜々穂は黒のロングドレスで来ると
思ってたなぁ。
なんか真っ黒ばっかりで
魔女の集いみたい…。」
黒なんて普段絶対着ない清美の言い方は
半分他人事だ。
「菜々穂がミニドレスなんて
珍しいわね。それに鮮やかな赤も。
どうして冒険したの?」
玲奈に聞かれ、そちらを見ると
玲奈にウェルカムドリンクを渡そうと
何人かのウェイターが集まっていた。
早速モテてるし…
「水嶋がね、黒は流行色だから
着て来る人が多いんじゃないか
って言うから真っ黒はやめたの。」
私の所へも
やっとウェイターがやってきて
グラスを受け取る。
「さすが水嶋さんね。
流行色を取り入れつつ
菜々穂を目立たせるなんて…
水嶋さんが菜々穂の執事になってから
菜々穂は本当に
センスが良くなったもの。」
玲奈…それって私のセンスを
さらっと否定してる…
でも、確かに私って
服のパターンが決まってて
冒険したりしない。
だから靴だって
このお気に入りブランド一択。
清美が私のドレスを予測したのも
私は黒が好きで
ドレスもロングが好きだから。
水嶋が来るまでは
いつも似たような服装だった。
水嶋は私が普段絶対着ない服を選ぶ。
でもそれは全て着てみるとしっくりきて気に入る。
いつの間にか私のクローゼットは
モノトーンから
カラフルな女の子らしいクローゼットに
変わっていた。

