講義室でも
来週のパーティーの話題で
賑わっていた。


「みんな気合い入ってるね…」


私は2人にこっそり言った。


「久しぶりに
Sクラスのセレブパーティー
だからでしょ?」


玲奈は自分のネイルが
どこか剥がれていないか
チェックしながら言った。


セレブと言ってもその度合いは様々。


会社の規模や資産によって
私たちの間では
暗黙のランク分けみたいなものがある。


私達はおそらくAあたりだろうか。




主催する人間のランクが高ければ
類は友を呼ぶと言うように
自然とそれなりのセレブが集う。