「・・・か・・朝だよ・・・・ゆうか・・・朝だよ」
「ん・・・ん・・・もう・・ちょっと・・・ねかせ・・て・・・・・」
「寝かせてあげたいんだけどこの後メンバー来ちゃうんだよね」
「え!」
優花は勢いよく飛び起きた。すると目の前には上半身裸で首からタオルをかけた達央が優花の目の前にいた。
「・・・なーんて嘘。やっと目が覚めたようだね。おはよう」
「おはよう・・・って・・・え?えええ?わたしって・・・」
優花は服は着たままだが、ベッドで寝ていたようだった。

確か昨夜・・・達央の仕事が終わるまで待っていて
時計を見たら日付が変わってたから泊れって言われて・・・・・
でも服着てるからきっとそのまま眠ってしまった
・・・・みたいなんだよね。
でも・・ここソファーじゃなくてベッドだよね。
私どうやってここまで来たんだろう・・・
まさか運んでもらっちゃったとか?!そして優花は慌てて時計をみた。
朝7時を少し過ぎていた。
優花は慌ててカバンを探してスマホを取り出すと
何やら操作して、ホッとした。
その一連の動きをみて達央は、ベッドに腰掛けながら笑っていた。
「起こしてもなかなか起きないくせに、起きたと思ったら凄くてきぱきしてるね。」
「ち・・違うんです!今日仕事かなって確認したんです。仕事なら帰って着替えてから出社しなきゃいけないし・・・・
ってか達央さんて時々言い方が意地悪なんですね。」
「そりゃ~昨日は健全な夜をすごさせもらったからね。
多少の意地悪くらい許してよ。・・・で仕事だった?」
達央はため息交じりに横目で優花をちらりと見た。