達央はソファーに腰を下ろすと優花にも座ってと促す。
「昼間の電話だけど・・・」
その途端今までの楽しい気持ちが一瞬で消えた。
そうだった・・・美由紀に頼まれた合コンの話を達央は知らない。
でも合コンの話したら何て顔するんだろう・・・
「・・・俺には話せない事?そんなことないよね。一度は君から
電話してきたんだから・・・」
ここまで来たら逃げられないと思い優花昼休みの美由紀との事を話した。

最後まで話をすると達央はソファーにもたれかかり大きくため息をついた。
スタジオ内は沈黙が続いた。
優花は下を向いたままこの沈黙に耐えていた。
どのくらい沈黙が続いただろう・・・
「場所はどこで?」
「場所?・・・あっ!」
優花はカバンからスマホを取り出すと美由紀から届いた
合コンの詳細メールを開き、達央に見せた。
達央はテーブルの上にあった紙切れに場所と時間を書きこんだ。
「あ・・・あの・・・」
「本当に・・・・バカだね・・・・」