友達の引き立て役として出席し合コン先の居酒屋のトイレの近くでつまらなそうに
項垂れてる優花に達央は声をかけてきた。
聞けば優花の合コン風景をずっと見ていたと・・・・
達央はそんな優花に興味をもった。
そして出会ったその日に交際を申し込まれた。
それがまさかアリーナでライブをやっちゃう様な人気バンドのボーカルだったとは・・・
引き立て役だった優花を主役の様に接してくれて、
自分に自信を持たせてくれた・・・

「引き立て役だった私をここまで自分に自信が持てるようになったのは
 全て達央さんのおかげです。彼がいなかったらきっと私は未だに
誰かの引き立て役だったと思います。
彼と出会って、彼を好きになった事誇りに思います。」

「そんな素敵な言葉、私に言わないで達に直接言ってあげなきゃ。
 きっと喜ぶわよ~」
優花は黙って微笑んだ。
「そんな優花ちゃんに私から・・・・プレゼント」
唯は優花に差し出したものはそれはお花で作った冠だった。
「これは?」
唯はニコッとほほ笑むと
「この花はね・・・colorのPVのお花畑のセットにあった花と同じ物を
使って私の知り合いに編んでもらったの。」
白やピンクの花で作られたかわいらしい花の冠を唯はそっと優花の頭に乗せた。
「ほら・・・やっぱりかわいい。」
優花は驚いて何も言えずあたふたしていた。