「かわいい・・・」
真っ白な背景に色とりどりの花が引き立つ・・
我を忘れて花畑の中を歩く
どのくらい経っただろう急に音楽が流れてきた。
それは先日、横田から受け取った「color」だった。
急に流れた曲に優花はパッと顔を上げる。
辺りをきょろきょろと見渡した。
すると優花の視線の先には・・・・
「達央さん・・・・」
久しぶりに見る達央は前髪が少しだけ短くなっているものの
相変わらず目にかかるほどの長さだ、少しだけ外に跳ねた毛先は
実年齢よりも若干若く見えた。
少し大きめのパーカーにジーパン・・・優花の最愛の人だった。
達央は優花に笑顔を向けて一歩ずつ近づいてくる。
優花の鼓動は尋常じゃないくらいドキドキしていた。
テレビの中の達央じゃない。
ちゃんと私の目を見てくれる・・・そう思うだけで
目頭が熱くなる。
なにか言葉をかけたいのに言葉がうまく出てこない。
徐々に近づく達央は一言も言葉を発しない。
だがその距離が少しずつ近づくと達央が愛おしそうに優花を見つめる。
達央が優花の目の前まで来ると
一言も発することなく抱きしめた。
優花の耳に達央の唇が当たる。
「会いたかった・・・会いたかったよ」
優花もそれに答える様に
「うん・・私も・・会いたかった」
おでことおでこが自然とくっつく
「その服似合ってる・・・」
「本当?」
「めっちゃ・・・きれい」
達央は優花の手を掴むと歩き出した。
「この花畑きれいでしょ~」
「うん」
「優花に渡したあの曲に合わせて作ったセットなんだ」
「凄くイメージとぴったり」
達央は少し照れたようにくしゃくしゃの笑顔を見せる。
真っ白な背景に色とりどりの花が引き立つ・・
我を忘れて花畑の中を歩く
どのくらい経っただろう急に音楽が流れてきた。
それは先日、横田から受け取った「color」だった。
急に流れた曲に優花はパッと顔を上げる。
辺りをきょろきょろと見渡した。
すると優花の視線の先には・・・・
「達央さん・・・・」
久しぶりに見る達央は前髪が少しだけ短くなっているものの
相変わらず目にかかるほどの長さだ、少しだけ外に跳ねた毛先は
実年齢よりも若干若く見えた。
少し大きめのパーカーにジーパン・・・優花の最愛の人だった。
達央は優花に笑顔を向けて一歩ずつ近づいてくる。
優花の鼓動は尋常じゃないくらいドキドキしていた。
テレビの中の達央じゃない。
ちゃんと私の目を見てくれる・・・そう思うだけで
目頭が熱くなる。
なにか言葉をかけたいのに言葉がうまく出てこない。
徐々に近づく達央は一言も言葉を発しない。
だがその距離が少しずつ近づくと達央が愛おしそうに優花を見つめる。
達央が優花の目の前まで来ると
一言も発することなく抱きしめた。
優花の耳に達央の唇が当たる。
「会いたかった・・・会いたかったよ」
優花もそれに答える様に
「うん・・私も・・会いたかった」
おでことおでこが自然とくっつく
「その服似合ってる・・・」
「本当?」
「めっちゃ・・・きれい」
達央は優花の手を掴むと歩き出した。
「この花畑きれいでしょ~」
「うん」
「優花に渡したあの曲に合わせて作ったセットなんだ」
「凄くイメージとぴったり」
達央は少し照れたようにくしゃくしゃの笑顔を見せる。

