ばれてる?
「自分以外の男と会うなとか…ありがちな理由か・・・」
優花が何も言わなくても川久保にはそれがわかった。
「じゃあ・・大事な話があるから20分・・いや10分でもいいから
話を聞いてほしい・・・・これならいい?」
引き下がる気配が全くないとわかると
優花は10分だけならと渋々OKを出した。
川久保は優花の店のすぐ近くにあるコーヒーショップで待ってるといい、
店を出た。


閉店後、急いで着替えを済ますと早々と会社をでた。
ゆっくり着替えてたら川久保の事を根掘り葉掘り聞かれることは
わかっていたから・・・
そして待ち合わせのコーヒーショップの手前で優花は立ち止まると
時計をみた。午後8時10分
今頃仙台ではflybyのコンサートが大盛り上がりを見せてるんだろうな・・・
達央にメールを送ろうと思ったが・・・辞めた。
優花は川久保の待つコーヒーショップへの中に入っていった。