死神に見舞われて

唐突に、聞こえた声。

意味の分からない言葉。


「…はい?」


と、間抜けな返事をしてしまった。


「いや、だから 明日 死ぬんだって。」

「…?誰が?」

「君だよ!君!」

そう言って、俺を指差す少年。


…身の丈以上の大鎌に
黒い、ボロボロの布切れ…。


俺の頭の中で「死神」が
簡単にイメージされた。


俺が、明日 死ぬ…。


それを死神さんが俺に
わざわざ、ご報告 しに来た…と。

…そりゃ、ご苦労なことだ。

「へ~、そうなのか。」

「…何か~…反応、薄くない?
あ・し・た!死ぬんだよ?」

「…だから、何だよ?」

俺の この返答に
死神?は 顔をしかめた。