しかし、そう言っても
大鎌は添えられたままだった。

「…じゃあ、こういうのは どうだ?
 俺のたった1つの願いは
 あのお婆さんを助けることにする。」

…未だに、大鎌はそのままで。

俺は死神を睨み付けた…が
すぐに押し返された。

冷酷な目…暗く重い。
そう言った感じの目で俺を見ている。

…どいつも、こいつも…
運命だ、決まってることだ…って。
たとえ決まってても、それの
受け止めかたは、俺達の
自由じゃないのかよ?



…うるさいんだよ…!
どいつも、こいつも!



グダグタ言って変に納得して…!

自分自身に嘘ついて…!

こんなのが運命なら



俺が、全部 変えてやる。