らしくないな…。

もう、過ぎ去った過去が

呆れるほどした後悔が

今…また、溢れてくる。

「…まぁ、別に良いか。」

多分、死への恐怖…つまり
永遠の孤独への恐怖が
あるからだろう。

そこら辺は、俺も人…って、ことか。

「何、一人でブツブツ言ってるの?
 …気持ち悪いよ?」

「え…あぁ、悪い。
 …って、うるさいな。
 ほっといてくれよ。」

変わらず毒舌な死神さんは
さておき、俺の最後の日。

いったい、何をするかな…。
ちなみに 今日は休日で土曜日である。

「…外でも歩いとくか。
 何となく、そんな気分だ。」

これは、きっと運命に
決められているからだろう。

普段は、外を出歩きたい…なんて
思うことはないからな。