「そ、それ以外には ないの?」

死神は、苦笑しながら
問いかけてきた。

「悪いけど、ないな。
後、変に笑顔なんて作らなくて
良い…別に、もう過ぎたことだ。」

「そっか…でも…本当に
何にもないの?
後悔したり、しない?」


「しないさ、別にもう誰も
俺を、必要とは しないしな。」


そう…もう誰も、居ないんだ。
俺は、俺が作った世界に
この部屋に 独りだけなんだ…。