バスケ部の君に片想い

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「…ん!…ちゃん!おーい!はなちゃーん!!」


目をこすりながら、机から起き上がるとりんちゃんがなにやらいろいろ荷物を持って立っている


んー、よく寝たー


「はなちゃん!ほらっ、部活行くよっ」


「はあーい」


…って、ん?今、部活って言った!?あたし、ずっと寝てたの!?


「もー、はなちゃんなにしても起きないんだもーん。死んでるかと思ったよ」


りんちゃんの真剣な表情から、ほんとに死んでるみたいだったんだな、って納得した


「ごめんごめんっ、死んでないから!大丈夫だよー」


「ほんとにもー、寝過ぎ!高校卒業出来なくなるよ??」


顔はニコニコ笑ってるけど目は全然笑ってない


「…す、すいませんでした」


「よろしい」


「…よしっ、部活行きますか!早くしないと先生来ちゃうしね」


「うん!そーだね!いこいこっ」


「おーい、みんなー、まってよー」


沢山の荷物をもったななちゃんが後ろからよろよろと歩いてくる


「ほらっ、半分持ってあげるからいくよー」


そう言うとななちゃんの顔がぱぁ、っと明るくなった


「え!いいの?ありがとー!じゃあー、これと、これと、これ持ってくれる?」


「あれー?おかしいなー?これって半分ー?」


「半分だよ!半分!目大丈夫ですかー?」


「正常ですぅー」


なんて会話をしながら体育館に向かっていると


「おーい、はなー」


名前を呼ばれて振り返ると、あいつ、柳村がいた。