「たしか名前は…ミユ、だろう?」


___名前まで知っているのか…


「申し遅れました。はい、ミユです___失礼ながらリコさんとはどういうご関係で?」

ミユは冷静に、理事長の目を見て聞いみた

理事長は、


「そんなに疑わなくても、私はこれでも魔界の者なのだよ?」



___魔界…ですって!??

と、笑いながら言ってきたのでミユはもう何が何だかわからなかった


「まぁ私が魔界のものだということは黙ってくれると嬉しいのだが…」


眉を下げていってくるものだからとっさに

「も、もちろんです言うわけがありません」

と即答した


その後理事長とはいろいろな話をした

そこで分かったのは理事長がリコさんと幼馴染だったということと
理事長は1度母に戦いを挑んだことだった


____もちろん負けた。
だが理事長も相当強かったらしい
私の父より強かったようだ。



「さて、HRもそろそろ終わる頃だ…体育館にでもみんな集めて紹介するか?」

___全員集まるのなら魔力の強い人がわかりそうね


「えぇ、お願いします」
といって私は密かに笑った