『誰だ?私を呼んだのは…』


光の中から出てきたのは【悪魔】だった


「私よ、」


『そなたは…魔界の者か。名前はミユだな』

その悪魔はミユの住む場所、名前を言った


「よく分かったわね、さすが全知全能“天の使い”よ」



『そう呼ばれるのは嫌いだって知ってて呼ぶのか?私はもうそんなものなどでは無い。』


顔を背けながら言った



「貴方は確か…サタンね…」


『あぁ、私は堕天使だ。天の使いなどと言うでない。お前が人間だったら殺していたぞ』


覇気のある声で言って来たがミユはクスっと笑うだけで何も言わなかった


「私と契約…してくれるわよね?サタン」


『あぁ、もちこんだ。お前のような強き者は久しぶりに見たからな。汚い手を使う魔王とやらとは違った純粋な強さ…フッ、お前の母は実に強かったな』


「見ていたのね、ありがとう。でも私は母を越えるわ」



サタンは笑いながらミユの体の中へと入って行った


使い魔と契約すると体の中へ入って行く


だから上級の魔法使いは使い魔を見なくともその人から感じるものでどれくらいの強さかが分かるのだ