クラスに着くと綺麗な黒髪のポニーテールをした1人の女の子が目を輝かせながら私のところへかけよってきた






「あっ、あの!さっきの戦い!凄かったですっ‼︎すごく戦い慣れてるって感じで……そっ、それでっ!あのっ、お願いがあるんですけどっ…‼︎」





緊張してるのか顔を赤らめながら早口でしゃべってくる彼女にミユは驚きながら



「お願いの前にまず名前を教えてくれないかしら?」



「あっ!!!!ごめんなさいっ。私は小野寺結吏愛(オノデラ ユリア)ですっ‼︎Sクラスの事で分からないことがかったら私に聞いてくださいね‼︎」




「えぇ、ありがとう。これからよろしくね___あと同じSクラスなんだから敬語じゃなくていいわよ」


「うん!ミユ、これからよろしくっ!!」




結吏愛がにっこりと微笑みながら言った






____結吏愛は今まで私があった中の可愛い子ランキングのトップ3に入りそうね。


「それで…お願いというのは何かしら?」



「あっ、えと、それは……私をもっと強くして欲しいの‼︎ミユに特訓を頼みたい!」




ミユはしっかりとした眼差しで答えた。



「そう、いいわよ。貴方、、人並み以上…尚や晄よりも魔力が多いのね。でもそれを生かしきれていない…育て甲斐がありそうだわ」




明日からやりましょう、と言って
やっと自分の席に着いた。