ミユside



「おはようございます。みなさん、今日は1年生と3年生の対面式ですね。3年生の方々は1・2年とは校舎が別の為1年生とはほとんど関わる機会がなかったと思います。なので授業の一環として1年生に魔法を教えるというものをしていきたいと思います。」


校庭に集められた全1年生と全3年生はクラス関係なく1年3年ペアを組み、これからの間、魔法の授業はそのペアの相手とするらしい


「3年生との授業は嬉しいけど私のパートナーはソティラスだけよ…」

ポロっと珍しく不服そうに零した結吏愛の言葉に、確かに、と私も頷いた
今まで使い魔と練習してきた私と結吏愛にとっては人間とペアを組むなど考えたことが無かった…


「SクラスのNo.1は誰かしら」

____心の瞳…最大値


あの偉そうにしている人たちがSクラスね…これは魔法を使わなくても分かったけれど魔力は…



んん?私たちとあまり変わらない…というか私がこの中で1番魔力高い…くすっ
「No.1は不在らしいわ」

サボリね…多分カナトもだけど


「尚、」

「ああ、俺も気づいた」


尚と晄は互いに何かに気づいている
私には全然わからないんだけど…何かしら


「「(3年の男子ども…ミユ(結吏愛)とペア組みたそうな顔しやがって…)」」