ミユside
せっかく寮で5人、いつもより早めの夕食を食べていたのに生徒会長とやらからの呼び出しだ。
生徒会長がお昼に会った桃色から紫色へのグラデーションの髪をもつ男だったのはそこまで驚かなかった
生徒会に入れと言われたときは
にっこりと笑った顔からは想像できないほどの心の内を読み取ってしまい、すぐには断れなかった
少し興味が湧いてきた
それは今、さっきまであった雰囲気が崩れかけたから
妖精族はみんながみんな、いい妖精というわけではない
タチが悪い妖精もいる
生徒会長さんは結構なタチの悪い家系のよう
危うく笑顔に騙されそうだった
「どうして、そう思ったの?」
どうしてって…
「貴方には妖精の血が流れていますよね?それも結構タチの悪い妖精の血が。」
そう言うと表情が一変した
「タチが悪い?結構上のほうの妖精だったんだけど?そんなこと言っている君は何者なの?まさかだけど…魔族?」
本性が見えてきてるけど…
ちょっと怒ってるよね
本当のこと言わないともっと怒りそう
「えぇ、魔族よ。純血のね」
敬語を使うのは疲れたのでやめるわ
ギョッとした顔で見たが目を瞑りブツブツと何かを呟き
、数秒して目を開けた
すると_____
「へぇ、魔王の娘ねぇ〜、血は繋がってないんだ、ワケありでここに来たみたいだね?……でも、その記憶って、ホンモノかなぁ〜?」
どうして?
今、何をしたの?
ま、さかよね?
最後のどういうこと?
「のう、りょく?」
せっかく寮で5人、いつもより早めの夕食を食べていたのに生徒会長とやらからの呼び出しだ。
生徒会長がお昼に会った桃色から紫色へのグラデーションの髪をもつ男だったのはそこまで驚かなかった
生徒会に入れと言われたときは
にっこりと笑った顔からは想像できないほどの心の内を読み取ってしまい、すぐには断れなかった
少し興味が湧いてきた
それは今、さっきまであった雰囲気が崩れかけたから
妖精族はみんながみんな、いい妖精というわけではない
タチが悪い妖精もいる
生徒会長さんは結構なタチの悪い家系のよう
危うく笑顔に騙されそうだった
「どうして、そう思ったの?」
どうしてって…
「貴方には妖精の血が流れていますよね?それも結構タチの悪い妖精の血が。」
そう言うと表情が一変した
「タチが悪い?結構上のほうの妖精だったんだけど?そんなこと言っている君は何者なの?まさかだけど…魔族?」
本性が見えてきてるけど…
ちょっと怒ってるよね
本当のこと言わないともっと怒りそう
「えぇ、魔族よ。純血のね」
敬語を使うのは疲れたのでやめるわ
ギョッとした顔で見たが目を瞑りブツブツと何かを呟き
、数秒して目を開けた
すると_____
「へぇ、魔王の娘ねぇ〜、血は繋がってないんだ、ワケありでここに来たみたいだね?……でも、その記憶って、ホンモノかなぁ〜?」
どうして?
今、何をしたの?
ま、さかよね?
最後のどういうこと?
「のう、りょく?」