結吏愛side





だ…大丈夫かな???
どうしよう…まだ震えが止まらない。


怖い、怖い、怖い!

くるみちゃんが潰すと言った家は必ず潰される…
その噂は知ってたけど自分に言われるなんて思ってもいなかった。

カナトくん…勝つといいな…
貴族って言ってたっけ、あの子も魔族なのかな?




「おい、大丈夫か?
……ごめん、驚かせたな。」


わっ!びっくりした!
晄が隣へ来ていた


「大丈夫だよ、ありがとう…」


晄に迷惑かけるわけには…


「そうか…お前は何も心配する必要はない。俺が守るから。」



っ!!!

うわ〜、今超ドキッてした!!

と、とと、とりあえずカナトくんとくるみちゃんの戦いを見よう!!!


「あ、ありがと!」




最初にカナトくんが魔法を唱えた

「___アイスロード」


みるみる闘技場の地面が氷に変わっていく。

って、あれ?もう何もしないの?



「あら?それだけ?残念だけど私、氷属性の魔法は得意なのよね_____氷矢、____氷龍、_____氷壁」


3つ一気に!!

氷の矢と龍がカナトくんに迫り、氷の壁で囲まれた!!!危ない!!!!


「_炎龍、_水龍、_雷龍」


3体の炎、水、雷でできた龍が出てきた!!
それで攻撃を防いだんだ…


「____飽きた…」



あ…飽きた!?カナトくんなに言って…


「なっ!なんなのこれ!!!キャアーーーーーーーーーー!!!!!!!!!」


くるみちゃんの方を見ると足元からは氷がせり上がってきて身動きが取れなくなっていた。


でも、、なんで叫んだの⁇


「これは幻覚魔法。君は今この一瞬で、一週間そこの龍達ににお腹を引き裂かれる感覚を味わってたんだよ」


「はぁ、はぁ…こんな攻撃で…私が負けると思わないで…」




さ、さすが魔法系特殊部隊…この攻撃でもまだ大丈夫だなんて。

だけどカナトくんって一体何者なんだろ⁇
敵じゃないから良かった…



その後カナトくんは氷で身動きが取れないくるみちゃんが必死に拾おうとした杖を足で砕き、降参させ学園から追い出してしまった、、

今日はとんでもない1日だ
魔法系特殊部隊の隊長で西園寺家のくるみちゃんが学園に来たと思ったらもう1人今日同じ日にここへ来たカナトくんが追い出した。
私たちからしたら信じられないことだった







結吏愛side END