3ヶ月間という長い休みも終わり、特訓の日々も終わった。




「おはよーっ!!」

結吏愛が教室のドアを開けながら言うと尚と晄が振り向いた


「「あれ?ミユは??」」

「は、ハモった……ミユは理事長のとこ寄ってから来るんだって〜」

ギクッと尚の体が動いたのがわかる

「そうか。んじゃ、俺らは先に魔力測定行っとかないか?」

「うん!そうだね!」


晄の一言で3人は先に魔力測定へ行くことにした







「緊張するね〜!どれくらい魔力上がってるかなぁードキドキする!!」

「だなっ!」

「着いたぞ、俺から入る」

測定をする部屋へ着くと晄、尚、結吏愛の順に入ることにした


「晄、どのくらい上がってるかな?私より高くなってるのかな??」


「そうかもなっ!(特訓したんだからそーじゃねーと困るだろ。)」


「でもね、私も結構上がったと思うんだよね!楽しみ楽しみ!

あっ、晄が戻ってきた!」


「どうだった!??」

晄が結吏愛が訊くよりも先に訊いた

「だいぶ上がった。前より30万ほどな。」


「すごぉー!!30万なんて相当な特訓じゃなきゃ上がらないよねぇ〜?」

結吏愛はわざとらしく言って、尚を部屋へ押し込むように入れた


また少しして尚が出て来て結吏愛がどれくらい上がったか訊いた


「…34万」

「「はぁっ!?」」

結吏愛と晄はビックリして嘘なんじゃないか問い続けていたが測定が終わって貰う用紙を見せてもらうとぴったり34万上がっていたのだった



「つ、次は私ね!」

結吏愛もドキドキしながら入っていった


「なぁ、結吏愛さ、海行った時より何か変わってないか?」

結吏愛が中へ入ったのを確認してから晄が言った


「変わったって何が??俺にはわかんねーけど…」

尚がそう答えると晄はため息を着きながらながらったく、分かってないなといいながら尚の額にデコピンをした


「ってぇ、なにすんだよー、いてーじゃねーかよ…」


「…あっ、結吏愛!どのくらい上がってた?」


「それが……その…









80万。。。だったの」



暫く沈黙が続いた…



沈黙を破ったのはやはり…








「「はぁ!????」」


はぁ!?

はぁ!?

はぁ!?





結吏愛は尚と晄の声がこだまして聞こえたような気がした