W王子【完結】













そして、着いたところは屋上。



「な、何!?」

「お前さぁ…」



そう言うと、優雨くんはため息をついて
私の腕を掴んでいた手を離した。



「あんま色ンなこと喋んな」

「え?」

ペシッ

「…痛ぁ……イキナリでこぴんしないでよぅ…」

「じゃあ喋んな」


はぁ??
意味分からないぃ…


「俺の小さな事でも女子達うるさいから

あんまこういうコト言わないで」


そ…そういうコトか…


「ゴメンなさい…」

「んな落ち込むな」


もぅ…
どっちだよぅ……


「俺の周りの奴らで騒がないの、お前だけだしさ」

ふーん……

だってそういうの興味ないしぃ……

「まぁ私は一生騒がないだろうケド―…」

「あっそ」


何だその反応はっ