人差し指と親指でなぞられる唇。 嫉妬が襲う。 早く、 早くキスして。 焦らさないで。 「わ、たる……好き、」 掠れた声でそう言って 無意識に滲む視界。 「俺も」 重なり求め合う想い。 それに比例して身体もお互い求め合う。 「今日は寝かせない」 そんなマンガ特有の台詞で 甘い夜を過ごした。 舞side 終