「さつき、ごめんな?」 あっという間に完食した大雅が すごくマジメな顔で謝ってきた。 「俺、さつきを困らせたかったわけじゃないんだ。 でも、結局……さつきを困らせた。 ごめん、ごめんなさい」 「や、止めてよ! 謝らないで。困らなかったって言えば嘘になる。 でも、嬉しかったよ?」 大雅が私を好きなんだって実感したから。 「あんまり可愛いこと言うと、 キスするぞ……」 そっちこそ可愛いし。 照れた顔でそんな風に言われたら…… 「いいよ?」 拒否できないよ。