ここはもう一つ先に行っているであろう舞ちゃん(先輩)に聞かなければ!!


「先輩!」


「先輩じゃないし……」


「あの……」


「はい……?」


真剣になってくれるのは嬉しいけど、
単語を口に出すのが恥ずかしい。


舞ちゃんは何があったんだろうって、
心配そうだ。


うぅぅ……っ

恥ずかしい……


「大雅に何か嫌なことされたの?」


私は首を横に振る。


「じゃぁ、ケンカ?」


また首を横に振る。


「うーんとね、えーっと……」


いざとなると恥ずかしくて口がごもる。


意を決して私は舞ちゃんに
今起きてることを言った。



         さつきside 終