何度もこうやってきたけど、
いつもより激しい。


渉の汗をかいた背中に
あたしは爪を立てて応える。


そうしなかったら保たないから。


次第に揺れていた身体が
弾むようになっていく。


名前を呼び合い

愛を紡いで

二人で溶けて……


白い光に導かれるように意識がなくなっていった。