身体がこんなふうになるなんて
渉がいなかったら知らなかった。
人を愛すると
こんなふうになるんだね。
かなり恥ずかしいけど
1つに溶け合わさった時の幸福感は
味わったことのない感覚だよ。
「辛くなったら言えよ?
今日は手加減できないから…」
小さく頷いたあたしを確認して
身体の重みを預けてきた。
いつもより熱い……。
「あ、やば……。
ごめん、ごめんな……」
渉は謝りながら動いていく。
上か下かすらわからない。
どんどん膨らんでいく感情と
押されていく感覚に意識が飛びそう。
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