「きれー…」
星の砂と書かれた瓶の中にある粒子。
暗くすると光るんだって!
両手で覆って暗くすると、中に入ってる砂の中で星形の物だけ煌々としている。
「好きだと思った。
あと、隣も」
隣?
目を移すとペンダントが飾られていて、
好かすと水槽の中に魚が泳いでいるように見えた。
「きゃぁ、可愛い!
すっごーいっ、どうなってるの!?」
テンションが上がるあたしを見て
渉は笑っている。
「……そんな笑わなくても…」
「だって余りにも喜ぶから」
そんなこと言われたって
誰だって自分の好きな物と巡り会ったらこうなるじゃん。
「好きだもん…」
いじけて言うと、
「なにが?
あ、俺のこと?告白?」
なんて返してきた。
むぅー…っ
ほっぺを膨らまして拗ねれば
指でつつかれて空気が抜ける。
それを見てまた爆笑。
「あーぁ、おもしろい。
そんな舞も好きだよ」
爆弾をあたしに落とした。

