それにしたって、 渉の表情とか 指先とか 匂いとか 熱すぎる体温とか 思い出すと勝手に頬が染まる。 「可愛いすぎてやばかった」 耳元でセクシーに囁かれ 朝から心臓バクバク。 「今晩も楽しみにしてるから」 なんて魅惑的な艶美な…… 軽くクラッときた身体を起こし、 渉を追いやって着替えた。 そう言えば、バスローブを着てない。 もしかして……… 鼻歌が聞こえてきそうな渉を見てゾッとした。