息が上がり酸素を求めて深呼吸する肺は 膨らんではしぼんで。 その上がり下がりする胸に、 俺はもう完璧やばかった。 「風呂、入るぞ」 嫌々と首を振られたが 「夫婦なんだからいいだろ?」 とよくわからない理由をこじつけ 舞を姫様抱っこして脱衣場へ。 蛇口を捻ってお湯を出し、 色付きの石鹸を投下した。 脱衣場の机の上に舞を乗せて、 また唇をさらう。 さくらんぼ色の唇に しっとりと口付けると濡れた瞳が俺を見つめた。 「そんな目されると困る…」 この場で壊したくなるだろうが。