高2の春、 ののかとクラスが離れてしまった。 「クラス離れても遊びに行くね!」 そう宣言されたものの、 待っていられなかった俺は自分から行っていた。 「ラブラブだよね~」 ののかの友達に冷やかされても 「あぁ、そうだよ」 「輝、大好きっ」 公然チューなんて当たり前。 バカップルだった。 俺はこの先、 ののかとずっと一緒な気がしてた。 ののかもそうだと思っていた。