教室に着くとガヤガヤ煩い中、
1人静かに座っている東雲を発見した。
溜息を吐いてる姿にドキッとするのは
まだ俺の中で諦めがついてないから。
「東雲、おっはー」
「あ、おはよーっ」
無理矢理作った笑顔は、
俺の心を抉ってくる。
「頑張ろうな!!」
「うん、」
見てられなくなった俺は、
大雅と中村さんの所へ行く。
まずは、2人に説明しないと、な。
周りよりも数段に温度が上がっている
バカップルへいざ!
「大雅、ちゅ一は?」
「さつき、可愛いから教室ではしてやんない」
「じゃぁ、拗ねちゃうねっ!
大雅に頑張ってほしくてちゅ一しようとしたのに……」
うわ、うわー……
リア充、爆発しろ。

