「ふふっ、だからあんたは所詮お子ちゃまなのよ」
「そんな……」
何も応えない渉からは読み取ることができない。
半裸であたしの隣に、
ピッタリとくっついているのに。
さっき愛を誓ったのに。
「さぁ、渉さん?
クビになりたくないわよね?
だったらこの女を早く突き放して私を抱いて?」
あたしは驚きと戸惑いに駆られた。
渉はあたしを見て、
ののかさんを見て、
ゆっくりベッドから降りた。
そして、あたしの隣から離れ
ののかさんの隣に行ったんだ。
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