「渉、ごめんね?」


渉が少し震えている。


「もう、無茶なことしないでくれ」


「うん…」


顔を上げると切なげに見てる渉がいた。


絡まる視線


クイッと顎を上げられ


唇を重ねた。


「好き、だから」


昨晩も言われた言葉。


昨晩言った言葉。


何度も唇を合わせ、
渉にごめんなさいとありがとうを伝えた。



          舞 side  終