職員室にいると、 『暇でしたら、これをっ!!』 とか 『渉先生~』 とか 雑音が耳に入りどうしても穏やかになれない。 まして、相川が俺の周りを嗅ぎ回ってるなら尚更だ。 この木の隣にはもう一本背の高い木が生えている。 つい最近、知った。 その背の高い木が俺のクラスまでだということを。 俺が下から見てる木を 舞も机に向かいながら眺めているのだろうか。