舞side


「皆さん、今日から1ヶ月間の教育実習生の紹介をします。」

渉の誘導によって教室に一歩。

スラッとした長身体型に
卵形の小顔で目はパッチリ二重
化粧品に頼らずとも色白で整っているパーツ
おまけに、声も柔らかくてそれで通る声をしている


全く非の打ち所のない。


「相川ののかです。
よろしくお願いします」


深々と頭を下げた瞬間、

男子たちのなんとも言えない歓声が響き渡った。

その声はいつもの女子に負けてない。


「美人だ!美人がきたぞぉ!!」


盛り上がりが狂おしいほどだ。


それに対して……



「何あの女」


女子からは一瞬にして恨みを買ったようだ。