それが、《眠り子》実験。 つまり、100年後に起きるとすでに氷河期が始まっているというわけだ。 他の人類が死んでも、その実験に選ばれた人物は氷河期を生きることになる。 それが良いことなのかはおいておいて……。 とにかく、お偉いさんたちはその計画を実行にうつしたんだ。 わたしはそれの適格者に選ばれ、100年の眠りについて――――。