さよならが言えなくて

施設に入って7ヶ月。

中学卒業の時期。
高校を選ぶ時期。

あたしゎ高校なんて行く気が無かった
でも行かなきゃ施設生活ゎ続行。

外の世界に戻るにゎ高校に入ること。

正直どこでもよかったし
入学してバックれよう。

そう考えてた



でもどうせなら涼と同じとこいきたい。


後ろの席の魁斗に話しかける。

「ねぇ。涼って何処の高校受けんの⁇」

「あいつゎN高だったと思うけど…。
なんで⁇笑」

「別に⁇なんでN高⁇」

「なんか球技大会が2回あるとかないとか…。」

「ふぅん。」


N高。あたしの偏差値でもいけるわ。

あたしゎ、別にバカでゎない。
一応偏差値ゎ52ゎある。


受けよっかな…。


そんな軽い気持ちで受験した。