「ねぇ、総司。」
「なんだ?」
「なんであたしが未来から来たってわかったの?」
「それは服装とか…雰囲気とか……。」
本当は違うけど…。
「じゃあ、なんであたしが未来から来たってわかっても殺そうとしたりしなかったの?」
「そりゃあ罪のねぇ奴を簡単に殺したりはしねぇだろ。」
第一幼馴染みを殺したりなんかできっこねぇし。
「そっか…総司、あたしには大切な幼馴染みがいるんだ。」
「そう…なのか。」
「あたしは昔、アメリカ…メリケンに住んでいて帰国したときは日本語も曖昧だったの。でも、その幼馴染みは日本語を教えたりしてくれたんだ。あたしはその幼馴染みが好きで、好きで堪らなくて大きくなったら結婚してくださいって言ったの。可笑しいでしょ?」
「可笑しくはねぇよ、あんたはそいつのこと好きなんだろ?ならそれでいいじゃねえか。」
「でも…その人は優しかったから、いいよって言ってくれたんだと思うんだ。」
「それはない。そいつもお前のこと好きで、好きで堪らなかったんじゃねえか?そいつだって友達がいなかった時に話しかけてくれたお前が大切だったはずだ。」
って俺、何言ってんだろ。
今の俺は小野宗次郎じゃなくて沖田総司だっていうのに…。
ほんと馬鹿だろ。
「ありがと。総司…。」
「礼なんて言われることなんざしてねぇよ。」
クスッ
「そっかおやすみ。」
「ああ。」
俺……こいつがいるとほんと狂うな。
総司sidd end

