総司side
「まぁ、俺もわかんないんだけどな。」
「わかんないんかい!」
「あはは、わりぃ。」
「ったく。」
ほんと、どうしちゃったんだろ、俺。
花が目の前に現れてからずっと調子が可笑しい…。
まぁ、それもそうだよな…。
10年前、俺がタイムスリップして以来会っていなかった幼馴染みが突然やって来たんだもんな。
それにしても、花は全く変わってないな……。
顔を見た瞬間、すぐ花だって気づいたし…。
それに比べて俺はよく近藤さんや土方さんに顔が変わったな、なんて言われるから…
花は俺が宗二郎だって気づいていないと思う。
まぁ、
気づいてくれない方がいいんだけどな。
花が混乱するかもだし…。
それに花はあの時の約束を覚えているのだろうか…。
………多分覚えてないだろうな、花は忘れっぽいから。
というか俺のことを覚えているのかさえもわからないからな。
「総司?」
「ん?なんだ花。」
「そろそろ寝よう。」
「あぁ、じゃあ布団敷くから手伝ってくれ。」
「うん。」
……このことについてはあまり考えない方がいいかもな。

