優しい光

「なぁ、皆」


その声で男女が一斉に振り向き


私をみて目を見開いている



「どう、したの?」



一人の女が口を開いた




「和田さんと友達になってほしんだ。」


その言葉を聞き男女の目はよりいっそ見開かれた




「でも、和田さんあんまり学校来ないし
そう言うのいらないんじゃ.....」



この男余計な事しやがって



「でも、学校に友達がいたら楽しいじゃん?」



まだ、友達を説得しようとする




「友達なんていらない。
どうせ上辺だけなんだから」




男の手を振りほどき



スクバを手にして教室を後にした。