ガチャ


「失礼しま~す」


 誰もいないけど一応…。


 あった!!さっさと帰ろ。


カサカサ


「何!?誰かいるの!?」


「ケッケッケッケ」  


 何!?この笑いかた。怖いよ…。


グサリ


「あ゙ぁ!!足が!!」


「ケッケッケッケ。その足よこせ~」


 怖いよー!!足、刺されてうまく走れない。


 職員室。確か、電子レンジあったはず。


「こっちだよ!!」


「足よこせー」


バタン


 温めスタート!!


「ぎゃー」


 電子レンジの上に乗ってたら、入ってくれた…。自分から…。


ガチャ


 あれ!?鍵が開かない!!嘘!?


 そうだ!!ロッカーに。


バンッ


「どこいった~」


カサカサカサ


「ここか~」


バンッ


「ケッケッケッケ」


グサグサグサリ


「あ゙ぁやめ!!あ゙ぁ!!」


 雪ちゃん…助けて…私、まだ死にたくない!!


「誠歩!!」


「雪ちゃ…ん?」


 意識が途切れる…。私、死んじゃうのかな?


「闇は闇に帰れ…」


 雪ちゃんなの…?


 私は、意識を手放した。