近くのレストランで、お昼ご飯を食べることにした。
途中アメリカンドッグを食べたので、私はハムとチーズのホットサンドとカフェオレ·真尋くんはシーフードドリアとコーヒーを注文した。

食べたあと、海辺を歩いてみることにした。
砂に足をとられながら、真尋くんの2歩後ろをついていく。
フッと真尋くんに手をつながれ、隣に引き寄せられる。

そして…

「なぁ千夏。
千夏は俺のこと好き？」
突然聞かれた。

「うん、好きだよ」
何の迷いもなく答えた。

真尋くんの足が止まる。

合わせて、私も足を止めた。

「そっか。ありがとう。
俺も千夏が好きだ。
でもな…。
俺の好きと、千夏の好きは、ちょっと違う」

「えっ…」と、聞き返す間もなかった。

真尋くんと私の距離が縮まる。