「うん。
好きな人がいれば違うんだろうけど、別に今は彼氏が欲しいって思わないな」
素直に答えると、

「うわ～！浅井、冷めてんなぁ。
俺、むちゃくちゃ彼女欲しいんですけど」
平岡くんが言う。
そして、「なぁシゲ」と、佐藤くんに話を振る。

話を振られた佐藤くんは
「光輝！俺の話聞いてたか！
別に今は、無理に彼女いらない。俺のバスケを理解してくれる人がいれば、考えなくもないけど」
真面目に答えた。

「ごめん。私、もう、話すことないから、次は平岡くんどうぞ」

自分の話を切り上げ、平岡くんに順番を譲った。