真尋くんと結ばれた次の日の朝、下腹部に痛みを感じて目が覚めた。
目を開けると、すぐそばに真尋くんの顔。
彼に腕枕をされて寝ていたことに気付く。
今は、ガッチリ抱きしめられていて、寝返りも打てない。
しばらく真尋くんの寝顔を見ているうちに、またウトウトとしてしまった。

次に目が覚めたとき、ベッドには私一人。
重い身体を何とか起こしたとき、寝室のドアが開き、シャワーを浴びたのであろう真尋くんが入ってきた。

「千夏、起きたのか。
身体、大丈夫か?」
言いながらベッドに近づいてくる。

「う~ん。
ちょっとお腹が痛い。けど、大丈夫」
正直に答える。

「そっか…」
私のお腹に手を当てる真尋くん。
その温かさに癒される。

そっと顔を上げると、真尋くんと目が合う。
ゆっくり目を閉じると、優しく唇が重なった。