7年越しのラブストーリー

私の答えは決まってる。
真尋くんの気持ちに応えるつもりで、今日、来たんだもの。

「…真尋くんと、…一緒に寝たい…」

決心したはずなのに、返事は小さくなってしまった。

「ハミガキしてくる」
逃げるように洗面所に駆け込んだ。
ハミガキをしてると、真尋くんもやってきて、やはりハミガキをはじめた。
そして言われた。

「逃げるなよ。
言っただろう?
千夏のイヤがることはしないよ、多分な…」

ちょっと上目遣いで見ると、
「ウソだよ。
ちゃんと優しくするから、安心して俺にまかせろ!」
そう言って私の手を引いて、寝室へと入った。

言葉通りに、優しく愛されたんだと思う。
さすがに挿入時は痛かったけど、それでもしっかり愛撫してくれて、ゆっくりと進めてくれた。
何度も「千夏」と名前を呼んでくれて、手を握ってくれた。

そのまま、真尋くんの温もり(ヌクモリ)に 包まれながら眠りについた―