極上笑顔の上司


お昼休みになると、
利理ちゃんが楽しそうに
私の机に近づいてきた。

私は苦笑しながら、
「お昼行く?」
言いながら、
財布を取り出して
身支度をする。



集中してたから
気が付かなかったけど、
どうやら、
海人部長は外出らしい。


奥のホワイトボードをちらりと盗み見る。



「夕方にもどるんですって。」

「え?」

「だからぁ。海人部長です。」

「別にっ・・・」

気にしてないし。