極上笑顔の上司


実は、フルーティ紅茶は
ココの販売機で私の一番のおススメ。

コーヒーも大好きな私だけど、
紅茶も好きなんだ。

「お勧めなんですか?」

「そうなんです。
 微妙なフルーツ加減がいいっていうか。」

「綾菜さんは
 紅茶、お好きなんですか?」

「はい。詳しくはないんですけどね。
 新商品の紅茶飲料は試したくなりますね。」

ふふふ。と笑ったら
柳田さんも、にっこりとほほ笑んだ。

おぉ。

「柳田さんって、ダンディですね~」

「はい?」

「あ。すいません。
 すてきな笑顔でしたので。」

「あ・・・ありがとうございます。」

柳田さんは、
照れたように頭をかいた。

ホント
少し白髪の髪を後ろに流すようにまとめて、
ストライプのスーツも似合ってるし、

うん。
ダンディ代表って感じ。

「うん。うちの父にも見習ってほしいぐらい
 スマートな身の来なしです。」

「ありがとうございます。
 綾菜さんに言われると、
 娘に言われているようで、うれしいですね。」

「娘さんいらっしゃるんですか~?」

「えぇ、今は離れて暮らしているんですが・・・」

柳田さんと
思わず立ち話。