あまり遅れては 無いはずだけど、 皆すっかり出来上がってるなぁ。 運ばれてきた ビールをグイッと半分ぐらい飲んでから ぐるりとまわりを見渡す。 いつの間にか 利理ちゃんは あちらの方で中田さんと話している。 まだテンションが上がってない私は ぐいーーっと ビールを飲み干すと、 ぷはっと 息をはいた。 「くす。 いい飲みっぷりだねぇ。」 へ? 緩やかな声が頭の上から降りそそぐ。 「ぶっ・・部長!?」 海人部長だった。